アーバンエックス、中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3基金事業)に交付上限額約3.2億円で採択

しなやかな都市インフラ管理を支えるデジタル基盤の構築を加速

株式会社アーバンエックステクノロジーズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:前田 紘弥、以下 アーバンエックス)は、国土交通省 令和4年度第二次補正予算「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3基金事業)において「次世代機器等を活用した道路管理の監視・観測の高度化に資する技術開発」のテーマにて交付上限額3.2億円で採択されました。「しなやかな都市インフラ管理を支えるデジタル基盤の構築」に向け、事業開発や人材採用を加速してまいります。

アーバンエックスが応募した事業について

本プロジェクトでは、一般車両のドライブレコーダーや住民通報を活用することで、インフラ管理者がデータ収集を行うことなく、道路をはじめとするインフラの管理を行うことを目指します。一般車両数十万台、年間数十万件の住民通報データを集約するデータ基盤および収集したデータからインフラの不具合や危険度を抽出するAIモデルの開発を行います。

SBIR制度について

Small Business Innovation Research制度の略で、アーバンエックスのようなスタートアップ等による研究開発を促進し、その成果を円滑に社会実装することで、イノベーション創出を促進するための制度です。今回は、令和5年8月31日〜10月16日に公募が行われた、国土交通省による「災害に屈しない国土づくり、広域的・戦略的なインフラマネジメントに向けた技術の開発・実証」分野において採択されました。

※詳細:国土交通省「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR フェーズ3基金事業)を公募します~スタートアップ等の先端技術を活用した国土交通行政課題の解決に向けて~

アーバンエックス 代表取締役社長 前田のコメント

採択いただいたことを大変嬉しく思います。当社は企業ビジョンに「しなやかな都市インフラ管理を支えるデジタル基盤をつくる」を掲げています。我々が追い求めるのは、あくまでも「強さ」ではなく「しなやかさ」のあるインフラ管理です。災害が多い、また人口減少でインフラ管理に関わる人員確保も困難になる時代において、自治体やそこで暮らす市民の方々の状況に合わせた、柔軟性あるしなやかなインフラ管理をソフトウェアの力で実現するため、今後も尽力してまいります。

アーバンエックスについて

アーバンエックスは、「しなやかな都市インフラ管理を支えるデジタル基盤をつくる」をビジョンとして、道路点検AI「RoadManager」、市民協働投稿サービス「My City Report for citizens」、盛土管理DXシステム、三井住友海上火災保険株式会社と共同開発・運営している「ドラレコ・ロードマネージャー」などのプロダクトを、主に行政インフラ管理者向けに展開している、東京大学発のスタートアップです。サービス全体で累計40を超える自治体での導入実績をベースに、今後、当社技術を活用した民間事業者向けの展開も行いつつ、さらに多くの都市インフラを対象としたソリューションの提供を目指します。