アーバンエックスの社員を紹介するインタビュー企画。今回は、RoadManager損傷検知やドラレコ・ロードマネージャのプロダクトマネージメントを担当する齋藤の紹介です。40代、もう一度チャレンジする舞台としてアーバンエックスを選んだ齋藤のキャリアや今後について語ってもらいました。

齋藤 裕介 プロダクトデザイン部
eラーニングベンダー、フリーランス、法執行機関向け調査事業、AI新規事業開発PdMを経て、2024年10月よりアーバンエックステクノロジーズへ参画。
就職氷河期真っ只中でも成長していたIT業界へ。ほどなくしてフリーランスに
新卒で最初についた職業はエンジニアでした。SaaS企業の開発部に所属し、チームで協力し、工夫を重ねて製品を育てる楽しさ、ユーザーに使っていただける喜びを知りました。
様々な技術や業界に触れたい、自分の名前で仕事が取れる人間になりたいという思いから、フリーランスエンジニアに転向し、8年ほど働きました。
フリーランスでは企業の業務システムの受託開発を中心に経験しました。今では珍しくなった、社内ネットワークでしか動かないWindowsのアプリを多く作りましたね。中国の大連でオフショア開発をするプロジェクトでオフショア先のマネジメントなども手掛けていました。
当時は今ほどフリーランスという働き方が広まっておらず、今のようにGitHubやSlack、Backlogといったようなツールも発達していなかったため、リモートワークという概念も存在せず、スーツで毎日プロジェクト現場に出勤するという、普通の会社員とあまり変わらない生活でした。
フリーランスに区切りをつけたのは、他人の製品を次々に作って現場を渡り歩く職人でいるよりも、最初の会社で経験したように自分たちで製品を生み出し育てていきたいという思いが強くなったためです。また、自分が技術自体を目的としたギーク的な人間ではなく、技術を課題解決の手段の1つと捉えていることが分かってきたので、技術に特化した職業を続けるより新しい価値を創る仕事に挑戦した方が自分に合っているだろうと考えました。
フリーランスとはいえ歴が長くなってくるとマネジメントに関わる機会も増えてきていたのですが、意外に適正があることに気づき、開発者としてではなく自分がチームを率いて「自分の製品」と言えるものを作りたくなったのも理由の一つです。
自身の製品をつくるため、再度就職
自分が望んでいるような仕事内容やポジションを、入社していきなり任せてくれる会社はそうそうないと思っていました。しかし、新規プロダクトの企画・立ち上げからエンジニアリングまで、マネジメントも含め一通り任せてもらえる、法執行機関向け調査事業を行っている企業と御縁があり入社することができました。
法執行機関向け調査事業は特殊です。PC内部のデジタルな証拠を取得・提出するためのサービスだったのですが、そのようなサービスは法律的にイベントが生じないときは暇になります。普段は新規事業を模索・開発し、案件を受注すると調査事業に集中するという2面的な働き方をしていました。調査のために通常の開発では触れないような深い技術まで要求されることも多かったので、技術的にもずいぶん鍛えられました。
波が激しいサービスだったことで撤退となり、セキュリティベンダーに吸収合併されます。法律を扱っていたことから強みがあった自然言語処理・ビッグデータなどの領域を糧に、AI関連事業に乗り出しました。
残念ながら世の中に大きなインパクトを与えるようなすごいサービスを創るまでには至りませんでしたが、最後の2年ほどはAI事業部として独立し、社長直轄でプロジェクトを進める 新規事業 部門マネージャーを務めました。
まだまだ物足りない。次はアーバンエックスで
アーバンエックスに転職したきっかけは、次の目標を模索していたからです。新規事業もある程度やり切ってしまい、これ以上の大きな予算や規模のプロジェクトとして見込めなくなった時でした。
徐々に物足りなさが強くなってきた時に、面白そうなことはないかと探し始めて出会ったのがアーバンエックスです。前職はプライム上場企業だったので給与や安定性は恵まれていましたが、残りの人生を大船に乗って過ごすより、もう一度新しいことにチャレンジしたいという気持ちが強かったです。更に大きな大企業に行く選択肢も考えましたが、0〜1のフェーズへの興味が強く、失敗しないことを重視するより次々に新しいことを試す働き方がよかったので、結果的にアーバンエックスのような小規模な企業を選ぶに至りました。
何よりも決め手は代表の前田さんでした。言語化はしづらいのですが前田さんとカジュアル面談をした時に「この人と働きたい」と思ったんです。
現在のミッションはプロダクトの価値の追求。今後は自らもプロダクト開発を
現在はRordManager損傷検知とドラレコ・ロードマネージャーの2つのプロダクトの責任者をしています。入社して数ヶ月で会社の主力製品を2つを任せていただき、スタートアップならではのスピード感と責任の重さを肌で感じています。
2024年度内は、技術的な負債の解消、インフラのコスト最適化、機能改善などに注力する予定です。技術や設計の面でさまざまな取り組みを進めていますが、それ自体が直接プロダクトの付加価値になるわけではありません。本当に重要なのは、プロダクトとしてどのように価値を生み出すかであり、責任者として常に向き合うべき課題だと考えています。
実はプロダクトマネージャーと言っても、自分自身で立ち上げから関わっていないもののプロダクトマネジメントをするのは、アーバンエックスが初めてです。引き継ぐとはいえ、自分が担当するタイミングからはまた気持ちを新たに、ニュートラルな目線でプロダクトと向き合っています。将来的には新規事業にも関わっていきたいと思います。
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